六波羅蜜寺のすぐ側にあるお店『みなとや幽霊子育飴本舗』さん。 こちらは500年続く老舗の飴屋さんで、幽霊飴として逸話や落語にその名が出るほどで、今では”命をつないだ飴”と言われ世代を越えて親しまれています。 飴は昔から変わらない製法で、保存料等の余計なものは入れず、麦芽水飴と少量の砂糖だけを使って作られているので、素朴でどこか懐かしい味わいです。 砂糖が少なめなので手や口の中がべたつかないのも魅力。 シンプルな作りなので夏はひやしあめ、冬は飴湯の材料として使うのもオススメだそうですよ。

今熊野商店街の南側にあるお店『豆十本舗』さん。 大正時代から続く豆菓子専門のお店で、店内には40種類以上の豆菓子が並んでいます。 豆十さんの話では、仕込みと煎り上げ術にこだわっているそうで、確かに豆菓子はボリボリ食べられるちょうどいい固さと、豆本来の甘みがしっかりと感じられて美味しかったです。 同じ味一つにつき落花生やそら豆、大豆にエンドウ豆など色々な豆ごとに商品があるので、自分好みの味を求めて何度も買ってしまいそうです。

五条坂の入口から西へ徒歩７分ほどのところにあるお店『音羽屋』さん。 大坂の陣の要因にもなった巨大な鐘で有名な方広寺の近くにあることもあって、こちらでは「つりがね」というお饅頭がいただけます。 ニッキが練りこまれたしっとりめの饅頭生地の中には、甘さを控えめに作られたあんこが入っていて、ほどほどの甘さのおかげでニッキの香りが口内でふわりと香ります。 一口サイズであっさりとした味わいなので、何個もパクパク食べられそうです。