八坂神社からほど近く、四条通を少し西へ歩いて、二人並んでやっと通れるくらいの細い路地（祇園小石さんの角）を上ったところにあります。

店内は、柔らかい色合いの白木が印象的なカウンターと４人掛けのテーブルが２つ。
朗らかな奥様と、物静かなご主人。

屋号『多な加』は先代から。
『匠心庵』は、受け継いだ京料理の技を尽くして、おもてなしする処、との想いが込められているそうです。

ミニ懐石と言えども、正統な京料理のコースでおもてなしを受けます。

先付けから始まって、季節のお造り、煮物、焼き物、揚げ物、メイン料理。
ごはんと赤だし、香の物にちりめん山椒。
最後にデザートと、温かいお茶でひと心地。

毎朝、ご主人自ら旬の食材を求めて中央市場へ仕入れに。
その四季折々の食材を、技を尽くした料理で楽しませていただけます。

ごはんに添えられていた“ちりめん山椒”は、お店自家製の逸品。
えぐ味の少ない極細じゃこに、ピリッ効いた山椒が、お土産や贈答品としても大好評。

特に7月・12月のお中元・お歳暮の時期は注文に追いつかないほど。
お昼のミニ懐石もこの時期だけはお休みです。

八坂神社の桜や紅葉の散策がてらに、南座や祇園花月の観覧がてらに。
親しい方と、せっかく祇園でお昼をいただくなら、『お昼のミニ懐石』がお値打ちです！！