日本にあるエスニック料理のお店では、微妙に料理の味を日本人向けにアレンジしてあることが多いですが、ここの場合は少し違います。メニューに辛さを示す「辛さ指数」を明記してありますが、容赦なしの現地の人向けの辛さ。店内も、がんがんの太陽の照り返しがある表から入ると、目が慣れるのに少し時間がかかるような薄暗さ。東南アジアの食堂によくある、派手な外観の店構えと好対照です。そこらへんが現地っぽいんですけど。
ランチメニューは4種類。すべてサラダ、タイ風揚げ春巻き、タイジュースまたはお菓子つきで950円。とりあえず、Aセットのタイ式グリーンカレー（鶏肉）（950円）をオーダーしました。辛さ指数は3段階の中の最高3。ちなみに、この日のお店のスタッフは全員タイの方のようで、日本語も英語もあまり通じませんでしたが、ランチメニューは4種類だけなので、メニューの指差しだけで事足りますよ。

グリーンカレーは期待を裏切らない辛さ。タイ料理好きには、この辛さがたまらない。副菜の揚げ春巻きもぱりぱりと香ばしい。ナンプラーをつけておいしくいただきました。デザートはタピオカのココナツミルク煮。グリーンカレーの後のデザートはこれに限ります！ランチメニューはほかにも、Bセット「バジル炒めのせご飯（鶏肉）（辛さ指数３）」、Cセット「タイ式焼きそば（海老）（辛さ指数０）」、Dセット「タイ式ピーナッツカレー（鶏肉）（辛さ指数１）」があります。辛さが苦手な人にはCセットかDセットがお薦めです。
場所は、五条河原町から少し南に下がった東側。京阪本線の清水五条駅から歩いて5分ぐらい。市比賣神社やひと・まち交流館京都が近くにあり、そこそこ観光客の姿も見かけます。
タイ好きの方は、現地の味が恋しくなったらぜひ行ってみてください。雰囲気だけでも味わえますよ。