行ってきました!会ってきました! 京都市下京区・東山区ってこんなところ
2月3日、新熊野神社の節分祭を訪れました。
境内には祭壇が設けられ、神様へのお供え物や、お焚き上げの準備が進められていました。
神事が始まるのを心待ちにされる方がたくさん、見知った方が多いようで地元に親しまれている神社だなという印象を受けました。
神事の冒頭に、宮司さんから今から行うことやその意味を、わかりやすく教えていただけました。
○大樟の庇護の下という特別な場所に集っていること。
○節分は、冬の間蓄えてきた力をいただいて、秋の収穫へ向けたスタートを切る大切な節目。
○自然に宿る万の神様と私たちの心に宿る神様が一体となることでその力をいただける。
神事は厳かに始まります
ご神木のエキスを含んだ水で身を清めていただきます。
端の方から奥の方まで、一人も残すところなく丁寧に、ていねいに。
ほのかな木の香が降りかかってきます。
豆を撒くのは、神社にゆかりのある年男のお二方。
「鬼は外、福は内!」
邪気を追い払い、福を呼び込む大役に、お二方ともなかなかの男前とあって、境内が華やぎました。
今熊野の人気うどん店、麺道楽大のご主人
東山を拠点に活動される、雅楽家 日向さん
「大祓詞」(おおはらえのことば)を唱えると、清らかな心に
配られた大祓詞には、よみがながふってあり、たどたどしくではありますが、皆さんに交じって無事に祝詞をあげることが出来ました。
この大祓詞が書かれた紙で、身体をさすると浄化されるそうです。
神事の終わりに
順番に玉串を神前に捧げて、火炉を巡ります。
寒空に炎が暖かいだけでなく、その炎に当たると無病息災をもたらし新春の幸運が授かるのだそうです。
お神酒と暖かい豚汁をいただきました。
2月3日だけいただけるお札、災難に遭ったとき八咫烏が身代わりになってくれるのだそう。
鬼が出てきたり、景品が当たったりといった派手なことは一切ないのですが、却って落着いて、集う皆さんと心を一つにして節分を感じることが出来ました。
宮司さんのていねいな説明や進行、集う皆さんへの無病息災、商い繁盛を願うお気持ちが垣間見えました。また、神社を支える世話役の方々や暖かいお汁のふるまいに、地元ならではの拠り所のようなものを感じました。
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