京都・祇園などの花街で12月13日、芸妓や舞妓が芸事の師匠やお茶屋にあいさつし、迎春準備を始める恒例行事「事始め」が行われました。
「事始め」とは、お正月の準備を始め、お世話になった方々のところへ挨拶に行く風習で、祇園の芸妓・舞妓は、鏡餅を持って師匠宅へ挨拶に出かけます。
お互いに「おことうさんどす」、「来年もおきばりやす」と挨拶の言葉を交わし、師匠からは舞扇が贈られます。

当日は、朝から花見小路のお茶屋「一力亭」の前では、この京都の花街独特の風習をひと目見ようとカメラやスマホを持った観光客が大勢詰めかけ、車両の通行を妨げるほどの大混雑でした。一時は警察官も出動して交通整理に当たっていました。観光客といえども、交通マナーは守ってほしいものです。
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