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四条傘鉾『棒振りばやし』の稽古を見てきました!

小学生の間だけ舞える特別な踊り

2018年7月2日
薄暗くなりかけた下京雅小学校のグラウンドには、たくさんの人が集まっていました。
前祭の山鉾巡行で『棒振りばやし』を奉納する四条傘鉾保存会の皆さんです。
この時期、毎週月曜の夜に集まって、何度も何度も稽古を繰り返すそうです。

棒振りばやしは、棒振り、太鼓、鐘、ササラが2人づつ、合計8人が隊を成して、お囃子に合わせて踊ります。

踊り手さんは地元の小学生。小学生の間だけ舞えるちょっと儚い踊りです。
先輩に、先生に、親御さんに見守られて、一体感も増してゆきます。
囃し方に合わせて棒振り、先生の目も真剣
囃し方に合わせて棒振り、先生の目も真剣
軽快で、どこかユーモラスな踊り
軽快で、どこかユーモラスな踊り

くじ改めの稽古も行われました

正・副町行司役の三人、手にはくじ箱とちまき
正・副町行司役の三人、手にはくじ箱とちまき
全身を使って、奉行にくじを差し出します
全身を使って、奉行にくじを差し出します
扇子を大きく扇いで前進を促します
扇子を大きく扇いで前進を促します
傘、踊り、お囃子が一体となった本番が楽しみ
傘、踊り、お囃子が一体となった本番が楽しみ
稽古終了、汗だくでおつかれさま
稽古終了、汗だくでおつかれさま
お囃子の稽古は引き続き、本番さながらに
お囃子の稽古は引き続き、本番さながらに
会長の大竹昭夫さんにお聞きしたところ、傘鉾は、応仁の乱以前に起源を持つという山鉾の古式姿とも言われており、その特徴は芸事を重んじること。
傘の下で楽しげに踊る赤熊(しゃぐま)に魅せられた邪気が、傘に飾られた真っ赤な御幣に舞い降りるとされており、祭の最後に御幣を燃やして煙と一緒に天にお帰り願うのが慣わし。
長らく途絶えていた四条傘鉾を、昭和60年に地元の有志を募って再興し、現在に至るとのこと。

資金や担い手不足の中、地元の皆さんが協力し合って大切に守り続けていることがひしひしと伝わりました。祇園祭では、山鉾の壮大さ煌びやかさに目が行きがちですが、祭本来の意味を知る手がかりとしても、大変貴重なお話をありがとうございました!


四条傘鉾保存会
下京区四条通西洞院西入
祇園祭山鉾連合会のHPはこちら

麗光鳳舞之図』、『名物早雲寺文台裂』の二枚の垂りを所有している。

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