【京都】ニューオープン・リニューアルオープンのお店(下京区・東山区)
開削400年の運河を臨む 『murmur coffee kyoto』
川のせせらぎが聞こえそう。四季折々の高瀬川の自然が楽しめるカフェ
「この地区に人が集まるきっかけになれば」、その思いが始まりでした
murmurとは、木の葉のサラサラいう音や川のせせらぎ、ささやき声を指す英単語のこと。お店の前を流れる高瀬川の流れにちなんで店名がつけられたmurmur coffee kyoto。確かに、静かな早朝や深夜には、耳を澄ませばお店からでも高瀬川の流れる音が聞こえてきそうです。
正面通高瀬川角に、11月22日、いい夫婦の日にオープンしたばかり。コンクリート打ちっぱなしの床面や真新しい白木の内装、寄木のテーブルは、12月にもかかわらず、ガラス越しのあたたかい陽を浴びて、清潔な店内を居心地よい空間に演出していました。
京都駅からのアクセスもよく、徒歩でも約15分、京阪七条からだと徒歩5分という距離。近年の海外からのインバウンドに加え、2017年4月には京都美術工芸大学京都東山キャンパスがこの地区への移転が決まり、長らく活気を失っていた周辺は、マンションやホテルの建設など、にわかににぎわいを取り戻しつつあります。お店で使うコーヒーカップなどの食器類も、大学と一緒に地元を盛り上げていこうという趣旨から、京都美術工芸大学の学生さんの作品を採用することが決まっていて、お店のオープンには間に合いませんでしたが、複数チームのプレゼンを経て、来年2月には正式に納品されるということです。
広い窓からは、太陽の光と高瀬川の眺望が。気候のいいシーズンには、オープンカフェになります
高瀬川は、かつて物流運搬の要としてにぎわいを見せた運河です。murmur coffee kyotoが入居する株式会社灰孝本店も荷の上げ下ろしに使われた船入場の建材を扱っていたという歴史をもつ企業です。河原町通から人の流れを高瀬川沿いに引き入れて、地域を盛り上げていきたいという思いから、murmur coffee kyotoがオープンしました。「お店ができれば人も集まってくる。そのきっかけになれば」と、オーナーの山内さん。高瀬川の四季折々の自然と融合した、菊浜地区の新しいランドマークとなりそうです。
味にこだわるから、コーヒーはすべてハンドドリップ
写真(上)北海道富良野産のコーンを使ったポタージュスープとトースト、サラダのセット、700円。ポタージュスープは期間限定。仕入れた原材料がなくなれば終了します。コーヒーとセットにすると、コーヒーの値段が250円に割引されます。
写真(下)じっくりコクのある菊浜コーヒー。390円。コーヒーはすべてこだわりのハンドドリップ。ビスケットつき。
===主なメニュー===
murmurブレンド 390円
高瀬川ブレンド 390円
菊浜ブレンド 390円
丸福ブレンド 430円
カフェインレスコーヒー 450円
アイスコーヒー 430円
コーヒートーストセット サラダ付き 650円
スープトーストセット サラダ付き 700円
(表示価格はすべて税込み)