京都の節分祭
その年の年男が持つ大きなしゃくしが、衆生をすくう(救う)
これが年男が持つ大しゃくし
「鬼は外」はなし。「福は内」だけ
知恩院では、毎年2月3日の節分に追儺式を行っています。知恩院の追儺式は一風変わっており、その年の年男が、七不思議の1つである「大しゃくし」を持って諸堂を回り、豆をまいて厄払いをします。
この「大しゃくし」は長さ2.5m、重さ30もある巨大な物で、年に1度、追儺式の時だけ使用されます。
このしゃくしは物を「すくう」という事から転じて、阿弥陀さまの「救い」を表わしているといわれ、この大きなしゃくしで衆生(しゅじょう)を救い取るという願いが込められています。たとえ三悪道に堕ちた餓鬼等でも救い取るという思いで、豆まきの際は「福は内」だけを唱和し、「鬼は外」とは言いません。
知恩院の節分は、厄払い、無病息災はもちろんのこと、阿弥陀さまのご本願に乗じて全ての人々が救われるよう祈る行事でもあります。参拝者には、福豆をお配りしています。
期間とアクセス
期間 | 2020年2月3日(月) |
住所 | 京都市東山区林下町400 |
アクセス | 京都市営バス知恩院前下車 徒歩約5分 京都市営地下鉄東山下車 徒歩約8分 |
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