行ってきました!会ってきました! 京都市下京区・東山区ってこんなところ
400店が軒を連ねる全国最大規模の陶器市
五条大橋東詰から東大路通にかけて、五条通の両側を埋め尽くすほどの市が並びます。
毎年8月7日〜10日の4日間、五条坂を賑わす陶器祭り。
今回は祭の最終日にぶらっと訪ねてみました。
掘り出し物を求めて、市内はもちろん全国から陶器ファンが訪れていました。
六道珍皇寺さんの六道まいりのついでに陶器市をながめて帰る方も多いそうです。
また、普段は各地の工房で創作にあたる作家さん。
このイベントが、お互いの情報交換の場でもあるようです。
心引かれたお店のご紹介
吉窯さん箸置きが、なぜか飛行機。
ジャンボジェット、スペースシャトル、戦闘機に至るまでかなり細部まで作りこまれています。
焼き物の巧妙さもさることながら、飛行機に対する愛着も相当なご様子。
大阪から訪れたというお客様と、飛行機談義で大いに盛り上がっていました。
(
吉窯さんHP)
中村 譲司氏
繊細で透明感のあるうつわに思わず見惚れてしまいました。
五条坂すぐ近くで創作活動をされており、9月7日~19日にかけて伏見の『酒の器Toyoda』にて作品展を開かれるそうです。
(
中村 譲司氏HP)
乾窯さん
大阪の工房からご夫婦で出店。
手作りで、みんな少しずつ違うパンダや猫の置物。
まいぷれ編集部に分けていただいたお地蔵さま。
そのやわらかな表情に、今日もほっこりさせていただいております。
(
乾窯さんHP)
若宮八幡宮(陶器神社)の様子
若宮八幡宮は、陶器の祖神である椎根津彦命(しいねつひこのみこと)が合祀された神社。
陶器神社として、陶器に携わる方々にも大切にされています。
期間中は、みこし巡行や陶婚式といった陶器にまつわる催しが行なわれたそうです。
訪れた最終日には陶器人形が展示されていました。
すべて陶器で組み上げられた『青龍』は、眼光も鋭く睨みをきかせた京の守り神とのこと。
圧巻の陶器人形ですが、実は長らく途絶えていたそうです。
平成26年に京都造形芸術大学の学生さんの手によってみごとに復興。
陶器祭運営協議会の協力のもと、使わなくなった陶器の提供を受けて実現したそうです。
五条坂の北側に参道があります
首をもたげて睨みをきかす陶器人形『青龍』
陶器で飾られた神輿
陶磁器店にお邪魔して
神社そばの陶磁器店『陶点睛かわさき』さんにて、陶器にまつわる話をお聞きしました。
今も陶器のまちとして栄える五条坂付近ですが、一昔前は登り窯の集積地として、あちらこちらで煙が上っていた。1970年代に大気汚染の問題で煙が上ることはなくなったそう。
数十年たった今でも、数基は形をとどめていて、文化的価値を巡るツアーも企画されている。
こちらのお店の2階には、ギャラリーや茶室が設けてあり、陶器にふれる・使うといったイベントを通じて、陶器ファンと作家をつなぐ役割にも注力されています。
また、11月1日~11月11日には、第5回目となる『京都やきものWeek わん碗ONE』が開催されるそうで、五条坂・茶わん坂を中心に京都全域で、展覧会・陶芸体験・茶会など、やきもの文化を楽しめるそうです。(五条坂・茶わん坂ネットワーク主催)
(
『陶点睛かわさき』さんHP)
『陶点睛かわさき』さん、屋根には鍾馗さんのお姿が。
2Fギャラリーでは、『KYOTO京MON』展示販売中でした。
帰り道:下り坂の前方に広がる夕焼け空、思わずスマホを構える方もちらほら。
坂のイベントならではの風景ですね。
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