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ユニークな夕方市に行ってきました ~明覺寺・夕方市~

希少な府内の農の恵みが集まる、とっておきマルシェ《隔月開催》

明覺寺さんの「夕方市」は農村の魅力いっぱい!

京都駅からほど近い明覺寺さんで2ヶ月に一度開催されています
京都駅からほど近い明覺寺さんで2ヶ月に一度開催されています
2019年11月13日、第2水曜日。
秋晴れのなか、明覺寺さんの「夕方市」に行ってきました。
京都駅から徒歩10分ほど、小さなお寺さんがたくさんある界隈に、明覺寺(めいかくじ)さんも佇んでいます。
明覺寺さんは、本堂をコワーキングスペースにしたり、落語会を開いたり、地域に開かれたユニークな企画をたくさん展開されています。
そんな活動のひとつ、奇数月の第2水曜日午後に開かれるのが「夕方市」。
府内の福知山や南丹などの農家さんを回って集めてきた朝どれ野菜や地域の特産品にお目にかかれる、ステキな市です。
秋の恵みがたくさん並んでいました
秋の恵みがたくさん並んでいました
「ぎんなん」「黒にんにく」など気になる商品も!
「ぎんなん」「黒にんにく」など気になる商品も!
この市を運営しているのは、「NPO法人いのちの里京都村」。「農村部と都市部のつながりづくり」をめざす団体です。
この夕方市を主に担っているのは、NPO事務局長の林利栄子さん
実は林さんには「狩猟家」という別の顔があるんです。

大学卒業後保険会社の営業職に就いていた林さん、「このままでいいのかな」と仕事に疑問を持ち、消耗し疲弊している自分を何とかしなければ、と会社を退職。
その後「いのちの里京都村」と出会い、「農村部と都市部のつながりづくり」という、いままで全く知らなかった世界に出会い、そちらに引き込まれていきました。

NPOのスタッフにと誘われ、次年度には「事務局長」という大事なお役目を引き受けることに。
いままで知らなかった京都府内の農村部を直に知ることにより、「田舎を身をもって知りたい」想いが募り、ベテランハンターさんとの出会いを経て、やがて狩猟免許を取得し「ジビエハンター」に。

現在林さんは、NPO法人の事務局長という重職と「ジビエハンター」とを兼業し、京都市内のまちなかに住まいしながら、「週末は山へ」という二拠点生活を送っています。
雪山に入るジビエハンターとしての林さん
雪山に入るジビエハンターとしての林さん
ふだんはNPO事務局長として事務の仕事もこなしています
ふだんはNPO事務局長として事務の仕事もこなしています
狩猟時期には山に入り、シカやイノシシを仕留める林さん。
それ以外には「もっともっとジビエのことを知ってほしい」という想いで、「べにそん会」というジビエをいただく料理会も主催しています(不定期開催)。

そして、2ヶ月に1度はこの「夕方市」で、自らお野菜を集め、売り子さんとして門前に立ち、農村部の恵みを人々に知っていただくべく、奮闘しています。

この日は白菜やネギなどの冬を告げる瑞々しい鮮度バツグンの野菜が並び、「納豆餅」や「黒豆の粕漬け」といった地域の特産品も、人気をさらっていました。
野菜はどれも立派で、持ち重りがします! そしてリーズナブル。
この日を楽しみに、必ず立ち寄ってくれるリピーターさんも何人もいるそうですよ。
酒の肴にバツグン!編集者イチオシ「黒豆の粕漬け」
酒の肴にバツグン!編集者イチオシ「黒豆の粕漬け」
いろいろ購入。今夜の食卓が豊かになります
いろいろ購入。今夜の食卓が豊かになります
明覺寺さんではユニークな催しが目白押し!
明覺寺さんではユニークな催しが目白押し!
手づくりのチラシ。次回は2020年1月15日(水)です!
手づくりのチラシ。次回は2020年1月15日(水)です!
明覺寺さんの「夕方市」、次回は年明け1月15日(水曜日)の午後2時からの予定です。
夕方市のチラシにはこう書かれています。
「過疎化・高齢化がすすむ集落でがんばっているおじいちゃん・おばあちゃんの安心・安全な野菜などをみなさんにおすそわけ。都会では手に入らない農産物をNPOが直送しています」。

ぜひ、生きのいい野菜と、明るい笑顔で売り子さんをしている林さんに会いに、明覺寺さんの「夕方市」を訪れてみてください!
お野菜のこと、地域のこと、NPOいのちの里京都村のこと、そしてジビエのこと、林さんとお話ししながら、滋味あふれる今晩のおかずを手に入れてみてくださいね。

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