2020年6月17日水曜日。
この日は梅雨の晴れ間で、美しい青空が広がる気持ちのいい朝を迎えました。

地下鉄東西線東山駅から徒歩すぐ、三条通り北側に座す金剛寺さんでは、毎月1回「おてらカフェ」という朝カフェが開催されています。
案内に従って寺門をくぐると、輝く緑のなか、お御堂の左手に小さなテント屋根が張られていました。

「いつもは本堂でやっているんですが、このご時世で…初めて外でやってみることにしたんです」と話してくれたのは世話人の宇野さん。
テントのなかにお茶や茶菓の乗った小さなテーブルがあり、その周囲にイスを並べて和やかな笑顔のみなさんが集っていました。

あいにく伺ったときには終わっていたのですが、前半では山田白米さんの三味線と唄のワークショップがあったとか。演奏と唄を共に愉しんだ、いい時間だったようです。

参加者はすぐご近所の方もあれば、大阪から来られている方もあったり、年齢もお仕事もばらばら。
仕事のこと、家族のこと、地域のこと、福祉の話。
知らない話題に感心したり、わかるわかると共感したり。
ご住職も輪のなかに混じり、時に笑い声も上がりながら、のんびりスローな時間が流れています。

とかく生き急ぐ現代人の暮らし。
こんなふうに、ゆったりした朝のひとときを過ごすことは、それだけでこころとからだのリフレッシュになりそうです。
途中からの参加も途中退出もご自由に。予約も不要。
気軽にふらっと立ち寄ることのできる懐の深さが魅力の朝活です。

7月は15日（水）朝7時から10時まで。
お近くの方もそうでない方も、ピンときたらぜひ門をくぐってみてください。