舞妓さんに会ったことありますか？
まちでよく見かける舞妓さんは、ほぼ変身体験のなんちゃって舞妓さん。

本物の舞妓さんは、日中は舞や作法の稽古に励んでいるので、出会う機会は少ないそうです。

京都が大切に育んできた花街の文化、そこに暮らす舞妓さん。
敷居が高くて、どこかよそよそしいイメージ。

もっと身近に出会って、知って、楽しんでもらう場所があってもいいのでは？
『舞妓シアター』は、そんな想いから生まれたそうです。

宮川町のお茶屋『しげ森』の娘、森田智子さんが手掛ける新しい文化発信スポットです。

シアター形式でのお披露目は、舞妓さんもそれを支えるスタッフも初めての挑戦。
機材の操作、距離感や間の取り方、海外の方とは言葉や文化も違う。

そんな中、本物をより多くの方に届けたいという想いを一つに、満を持しての開演。

舞台との距離の近さもあって、髪飾りを揺らすしぐさに臨場感があります。
舞妓さんとの記念写真や丁寧な説明を通じて親しみも増します。

舞妓さんって大変？　お客様からの素朴な質問に、
稽古は厳しいけれど、叱咤一つにも皆で良いものをつくるためとの真心を感じる。
最近は英語も少しづつ勉強、髪飾りは“ヘアーオーナメント”と教わりました。

華やかな中にも、舞妓さんの素の一面を垣間見ることができました。