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つり雛展(法住寺)でお雛様に会ってきました

伝統のつり雛飾りと洋風人形のコラボレーション

子どもの健やかな成長を願って

つり雛とは、さまざまな人形や食べ物、動物などを天井からつるして飾る雛飾りのこと。始まりは江戸時代で、生まれた子どもが将来、衣食住に困らないようにとの願いを込めて飾られるようになったんだとか。大変珍しい風習で、全国でも静岡県、山形県、福岡県など、ごく限られてた地域のみに伝わっています。
つり雛飾りにはそれぞれ、うさぎは「赤い目のうさぎは呪力があるといわれ、神様のお使いともいわれている」、巾着は「お金がたまるように、お金に困らないように」、柿は「栄養素が多く、滋養がある長寿の木。厄払いの効もあるとされている」というように意味があり、子どもの健やかな成長を願って飾られます。
東山区の法住寺では、毎年桃の節句のころにお寺の書院を開放して、このつり雛を一般に公開しています。雛段に飾られた豪華な雛人形のほかに、静岡県在住の住職のおばあ様手作りのつり雛飾りが3間の書院に飾られる、関西では大変珍しい展示会。鮮やかな色彩に彩られたたくさんの雛飾りは、その存在感で訪れる人たちの目を楽しませてくれます。
この展示会のユニークなところは、昔ながらの雛飾りやつり雛飾りと一緒に、多数の洋風手作り人形も飾られていること。これもおばあ様の手作りで、毎年新作が送られてくるんだとか。伝統の雛飾りと洋風人形の組み合わせ。それぞれの世界観が絶妙にマッチして、見るものにさまざまなインスピレーションを与えてくれます。
法住寺のつり雛展は3月5日(日)まで。

梅も見ごろです

法住寺では、2月の中ごろから正門や竜宮門脇の梅がほころび始め、少し遅れて境内の枝垂れ梅や思案梅も咲き始めます。ひな祭りのころには、ちょうど梅が満開を迎えるのではないでしょうか。
法住寺の梅の情報はこちらから。