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豊園泉正寺榊の粽づくりを訪ねました!

豊園自治連合会館にて、八坂の神様がつなぐ町の活気

2017年7月5日、洛央小学校に併設された豊園自治連合会館を訪ねました。
会館の扉を開けると、仄かな香のかおりと共に、ご婦人方のにこやかな談笑が聞こえてきます。

こちらは、豊園泉正寺榊奉賛会(ほうえんせんしょうじさかきほうさんかい)の女性会員の皆さん。祇園祭の名物、厄除けの粽(ちまき)を準備している真っ最中です。

粽には、家内安全・交通安全と書かれたお守(中に榊の葉が納められている)と、「蘇民将来子孫也」と書かれたお札が添えられます。

一つひとつが手作業のため、多くは用意できないそうですが、平安と安泰を祈ってお買い求めの方々に、八坂神社から授かるお札が添えられた粽は大変喜ばれるそうです。ちなみに、粽は一つ残らず、奉賛会の会長によって八坂神社へと運ばれて、お祓いを受けるのだそう。

7月15日・16日には、洛央小学校近くに祭壇と粽販売所が設けられ、子供たちも手伝っての賑やかな粽売が見られるそうです!
「蘇民将来子孫也」と書かれたお札が添えられます
「蘇民将来子孫也」と書かれたお札が添えられます
手作業で一つひとつ丁寧に
手作業で一つひとつ丁寧に

女性ならではの細やかなアイデアが詰まった「ふみ香」と「しほり香」

会館内に、仄かに漂う香のかおりの正体は?
女性ならではのアイデアから生まれた「ふみ香」と「しほり香」ともに一袋500円。
色とりどりの和紙を使った細やかな細工は、すべて女性会員の手作りで、中には特別にブレンドしてもらったという上品なかおりの「お香」が入っています。

特に「しほり香」は、今年新しく出来たアイテムで、飾りに使うもよし、手帳に挟んでもよし、カードに添えて贈るもよしの幅広い使い道が魅力のひと品。

豊園泉正寺榊を知ってもらうきっかけに、そして、お買い求めいただいたお代が、榊台の補修に充てられて、この先も伝統行事が継承されますようにとの願いが込められています。

お買い求めは、「日航プリンセス京都」、「D&DEPARTMENT KYOTO(佛光寺境内)」にて7月中期間限定で、堺町通高辻南西角の地下にある「チカキッサ タブコ」では、常時販売されているそうです。

豊園泉正寺榊とは

御幣の手の込んだ折込も見もの
御幣の手の込んだ折込も見もの
豊園泉正寺榊とは、神のよりしろとなる榊台を山鉾に見たてた御真榊(おんまさかき)で、17日の神幸祭に斎行される神輿渡御において、中御座の御神輿を先導して、巡幸路を清めるのが慣わし。
かつては神輿三基(東御座・中御座・西御座)それぞれを先導する榊があったが、現存するのは豊園泉正寺榊一基のみ。

今回お世話になった女性会員をはじめ、豊園泉正寺榊奉賛会の奉仕により、伝統行事として大切に受け継がれています。
豊園泉正寺榊<br>仏光寺通東洞院上ル安田幸ビルにて、宵々山に撮影<br>
豊園泉正寺榊
仏光寺通東洞院上ル安田幸ビルにて、宵々山に撮影
神様が舞い降りると言われています
神様が舞い降りると言われています

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