2018年1月28日、『白川まちづくり会社発足記念フォーラム』に行ってきました！

株式会社白川まちづくり会社は昨年6月に発足、白川エリアの活性を目的に、商店街や地域住民、企業などが出資するユニークな会社です。古川町商店街内に事務所『古川趣蔵』を構え、お金だけでなく知恵と汗と涙？を出し合うことが務め。“参加”を原動力に、活動で得た体験や収益を地域に還元するという会社です。
京都府の『京都地域商業再生機構（CMO）認証制度』の第1号として認証されたことでも注目されています。

今回は会社発足を記念して開かれたフォーラム。会場となった京都華頂大学には、地域にお住まいの方をはじめ商店主さんや行政関係者など、たくさんの方が詰め掛けていました。

会社の成長について、お話しされるのは、鈴木副社長。
冒頭、あたたかい地域性、事務所への差し入れや心遣いに感謝の言葉。
続いて半年間の実績として、イベントに延べ6万人の集客。インバウンド対策では大学生の協力も得て15店舗が外国語に対応。常にどこかでワークショップが開催されているという開かれた地域へと変貌しつつある。空き店舗への開業支援や白川散策路の整備など、地域の資産価値が向上しているとのこと。
今後は、ゲストハウスの自社運営や京都国際映画祭の招致、京都一詳しい地図づくりと題して白川エリアのシンボルや住人・観光客・商店の情報を集約して、地域の利便性向上や問題把握・解決に活かして行くとのことでした。

パネルディスカッションでは、福知山大学の杉岡准教授をコーディネーターに、地域に関わりを持つパネラーが登壇。
白川エリアの好きなところは？との投げかけに、「白川べりで食べる唐揚げ」「商店街の雰囲気」「白川の流れ」「自分の店と商店街」「人の魅了」など、年齢や立場は違えど、思わずうなずきたくなるような回答が出ました。
会場からの質問では、「アーケードの開閉」「白川沿いの車両通行」「高齢者向けの施策」など、様々な問題が提起されて、進行中の内容や解決の糸口が話し合われました。

地域活性の基点となる商店街は、自宅でもない、職場でもない、第3の場所。
本職ならではの体験型の集客や、ワークショップでは双方向に話合いながらファンを増やすことができる場所。そして、やりたいことがあれば古川趣蔵が窓口になって、リアルタイムに反映することも出来る。

寒い中、お集まりの皆様と一緒に現状を見て、問題提起できたことが何よりの収穫。
岡崎や祇園とまた違った、白川エリア独自の姿を描いてゆけたらとのお話でした。

フォーラムの後は、古川趣蔵に会場を移して交流会。
まちをつくるのは、やっぱり人だなと、納得の光景が繰り広げられました。

商店さんからの差し入れ、お馴染の演奏、気軽にカメラに応えてくださる皆さん。
楽しいひと時を、ありがとうございました。

（古川趣蔵Facebookページはこちら）