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京都の節分祭あれこれ 2017

京都の寺社仏閣に伝わる伝統の節分行事を体験してきました

京都の節分祭 「鬼は外、福は内」

節分が過ぎれば立春。まだまだ寒い日が続きますが、暦の上ではもう春なんですね。
季節の変わり目に生じる邪気を祓うため、先人たちはさまざまな節分の行事を執り行ってきました。京都の各寺、神社のそんな節分の一日を追ってきました。
境内では、3匹の鬼による鬼法楽が披露されました(東山区・法住寺にて)
境内では、3匹の鬼による鬼法楽が披露されました(東山区・法住寺にて)

壬生寺の節分会

2月2日、3日の両日、国の重要無形民俗文化財に指定されている壬生狂言が狂言堂上演されました。両日とも一日8回の上演ですが、寒い中各回とも大勢の人が並び、狂言「節分」を観賞していました。
この日は、本堂前において大護摩祈祷が行われ、信者から奉納された多数の護摩木を焚いて厄除け開運が祈願されました。
境内は大勢の人たちでごった返し、壬生寺周辺にも屋台が出て終日にぎわっていました。

法住寺の節分会

午前11時から、厄払い・商売繁盛・開運を祈願するために、住職、鬼、天狗、山伏らがほら貝を吹きながら法住寺周辺の商店などを回りました。七条通を練り歩く一行に観光客もびっくり。盛んにカメラを向けシャッターを切っていました。
午後12時半からは、本堂前では餅つきが行われ、島原・菊川太夫による餅丸めが披露されました。丸められたお餅は、その後ぜんざいとして参拝者に振舞われました。
その後、境内にて、鬼法楽、豆まき、午後2時からは厄除・開運、星供採燈大護摩供と、盛りだくさんの節分会の行事が続きました。

知恩院の追儺式(ついなしき)

午後1時半過ぎから、知恩院諸堂で豆まきがありました。知恩院の豆まきの掛け声は「福は内」だけで「鬼は外」はありません。たとえ三悪道に堕ちた餓鬼等でも救い取るということのようです。「福は内」、「ごもっとも、ごもっとも」という独特の掛け声とともに豆がまかれ、福を求めて集まった人たち一人ひとりに福豆が授与されました。
阿弥陀堂の梅のつぼみも少しほころみ、節分が終われば、水温む春が待たれる季節へと移り変わっていきます。

因幡堂(平等寺)の節分会

因幡堂の節分会は日が落ちてから。午後6時から境内で万灯会が始まります。暗がりの中で等間隔に灯るオレンジの明かりは、なんとも幻想的です。その後、先着100名に運の重なる招運七色(んの重なる七種類の食べ物)の授与がありました。節分に「ん」の重なる食べ物を七種類食べると、1年間運の巡りがよくなるということから、レンコン、キンカンなどの詰め合わせが参拝者に配られます。
昼間はにぎやかなオフィス街ですが、この日ばかりは境内は厳かな雰囲気に包まれていました。

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  • 祇園料理 鳥居本

    祇園料理 鳥居本

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